東京日本橋「榮太樓總本鋪」の「福だるま」です。
榮太樓の有平糖のアソートパックですね。写真の通り縁起の良さそうな見た目をしています。
中にはだるまのおみくじも入っています!なお、パッケージのだるまは片目が書かれていないので自分で片目を描いて楽しむこともできます!
こちらはお正月の限定商品なので、この記事を公開した時点では店頭にないかもしれませんね。
試食メモ
榮太樓總本鋪 日本橋本店にて購入。「ひとくち煉羊羹」、「スイートリップ コンコードグレープ」などと一緒に買ってきました。2月でしたがお正月商品が残っていたようです。なんともおめでたいパッケージで嬉しくなりますね。
写真はクリック・タップで拡大できます。







今回購入したのは「福だるま」。見ての通りのお正月商品ですが、中身はほとんど通年販売している飴です。「うまみ飴」だけは2025年9月30日までの限定品ですね。開運おみくじ付きとのことで中を開いて見てみると、小吉。楽あれば苦あり、何事も人生の糧にすべし。だそうです。いろんなお菓子を食べて糧にしたいと思います。お腹のお肉の糧にもなるのが悩みどころですけど。
今回は中に入っていた味ごとに記事が分かれています。
どの飴も個包装になっていて、大きさは同じです。
写真はクリック・タップで拡大できます。



梅ぼ志飴(赤)
榮太樓飴と言ったらやはりこの梅ぼ志飴ですね。江戸末期からある歴史の長い飴です。何度も買ってるんですけど記事にするのは初めてです。
うめぼし、という名前ですが梅干しの飴ではありません。酸っぱくもないです。長細い飴をハサミで切り、指でつまんで成形していた梅ぼ志飴。赤くしわの寄った姿かたちが梅干しに似ているからと洒落好きな江戸っ子が名付けたんだとか。
有平糖(ありへいとう・あるへいとう)と呼ばれる南蛮菓子の製法で作られていて、カリカリと噛み砕ける飴です。ちなみに普通の飴との違いは砂糖と水飴の配合だそうです。水飴が少ないとべたつきにくく、熱に強いそう。夏でもべたべたしなくていいですね。
余計な味付けのないシンプルな飴。しかしカラメルのようなコクのある味です。飴を舐めているとどうしても途中で噛んでしまうんですが、梅ぼ志飴はとても気持ちよく、サクサクと噛めるのです。しかも歯につかない!飽きのこない味でおいしいです。
写真はクリック・タップで拡大できます。


梅ぼ志飴(黄色)
こちらは黄色の梅ぼ志飴。着色されていないだけで赤い梅ぼ志飴と味は同じです。もちろんサクサクの噛み応えも一緒。食べやすいサイズで、口さみしい時についつい舐めてしまいますね。
写真はクリック・タップで拡大できます。


黒飴
見た目は茶色の黒飴。もっと真っ黒な飴を想像していました。明治時代からある歴史のある商品です。飴には桂皮末がまぶされています。けれど強く主張する桂皮の風味はなく、ほんのりと香る程度。甘く力強い黒糖のコクと相性が良く、飽きずに食べられる味です。
写真はクリック・タップで拡大できます。


抹茶飴
抹茶飴は濃い目の緑色。抹茶の風味はしっかり、けれど苦みなどは感じないです。噛むとよりしっかり抹茶味を感じますね。抹茶と言いつつ煎茶のような薄味の抹茶味もありますが、この飴はしっかり抹茶の味がしました。
写真はクリック・タップで拡大できます。


紅茶飴
紅茶飴の見た目は茶色。口に含むとふんわりとしたミルクティー味でした。ストレートティー味だとばかり思っていたのでびっくりです。セイロン紅茶に生クリームを加えたミルクティーの味は、優しい甘さのミルクティーをずっと口の中で楽しんでいられるような味。紅茶の主張は控えめだと思いながら舐めていたのですが、カリッと噛んでみるとしっかり香るミルクティー味に!紅茶の味と香りがぶわっと出てきてこれにも驚きです。
写真はクリック・タップで拡大できます。


のど飴
のど飴の見た目は白っぽいですね。のど飴ですからスースーするような強めのハッカ味を想像していましたが、メントール感は控えめでした。ちょっとスースーする梅ぼ志飴、といった感じですね。国内産百花蜂蜜の風味と控えめなメントールはどなたにもおすすめできる味。とてもおいしく食べられるのど飴です。
写真はクリック・タップで拡大できます。


うまみ飴
こちらは以前も生地にしているお出汁味の飴。2025年9月末までの限定味です。ぜひ前回の記事をご覧ください。
写真はクリック・タップで拡大できます。


バニラミルク飴
ザ・ミルク飴!といった白い見た目のバニラミルク飴。ミルク感しっかりです。このミルク感を出すために、飴を煮詰める温度を低くして砂糖のカラメル化を抑えているそう。マダガスカル産のバニラビーンズを使用しているそうですが、バニラ感はほとんど感じませんでした。バニラはミルクの味の引き立て役のようです。とても濃いミルク味の飴、くどくないのでずっと食べていられます。噛んじゃうんですぐなくなっちゃうんですけど。噛んでもおいしいバニラミルク飴です。
写真はクリック・タップで拡大できます。


「福だるま」は色々な味を試すことができたのが良かったですね。
有平糖は噛んでもおいしい飴です。すぐに飴を噛んじゃう人にも良いですね。
確かに噛んでも歯につきにくいと思いました!
お菓子のデータ
- 商品名:福だるま
- 製造・販売元:榮太樓總本鋪
- 価格:¥540(税込)(2025年2月現在)
- 内容量:12粒(8種類)
オシログ的評価
- 満足度:★★★☆☆
- パッケージ:★★★★☆
- お土産向き:★★★☆☆
- リピート意思:また必ず食べたい
※このレーティングの評価基準についてはこちらに記載しています。
今回8種類全ての飴を食べましたが、どれも風味が良く、美味しく食べれました。
黒飴は桂皮を使用しているので多少のクセはありますが、そこまで香りも強くないので食べ易かったです。むしろこの味にハマる人も多そうな感じです。
個人的には紅茶とバニラミルクが特に好みに合いました!
賞味期限は2月半ばに購入して2025年11月までと9ヶ月ほどありました。お正月の商品であることを考えると1年近く持つ商品だと思います。12粒の有平糖が入っていて¥540と価格も手頃で、見た目からして縁起がいいのでプレゼントにもいいですね。
コメント