「赤福餅」で有名な三重県伊勢市の「赤福」さんの商品。
年末に訪れた赤福本店で購入した「白餅黒餅」です。
一見赤福ですが、白餅は白餡で赤福餅に比べさっぱりした感じ、黒餅は黒糖でより濃厚な仕上がりになっています。いつもとちょっと違う赤福は美味しかったです。
試食メモ
EXPASA御在所上り線で購入。東名阪自動車道の御在所サービスエリア内にお店があります。このお店ではお土産の購入はもちろん、カフェ併設のためPA・SAで唯一、作り立ての赤福餅が食べられます。期間限定の赤福氷・赤福ぜんざい、朔日餅までいただけます。すごい!!
「白餅黒餅」は2021年発売の商品。コロナ禍での新商品です。白と黒、影があるということは光もある。これから光に向かって進んでいく一歩になれれば、との意味が込められているそうです。
ですが!実はこちらの黒餅こそが元祖赤福餅なのです。創業から明治まで作られていたのはこの黒餅で、現在の赤福餅は明治からの新参者。多少違いはあるのでしょうが、およそ300年前のお菓子が食べられるのはすごいですね!
パッケージは通常の赤福とほぼ同じで、伊勢だよりではなく白餅黒餅の説明が入っています。白黒はっきりの色合いが新鮮です。
白餅は白小豆餡のお餅。白餡といえば多くは手亡豆(白いんげん豆)使用のものが多い中、こちらは白小豆の餡。手亡豆よりも色や食味が良いとされていますが、高価な食材です。
白餅の白小豆餡はしっかり甘く豆を感じる味。手亡豆の白餡とは風味が違います。通常の赤福より少し餡がざらつく気がしましたが口どけはいいです。餅はいつも通りガッツリ伸びる柔らかさ。
黒餅の餡は黒砂糖味。写真だとわかりにくいのですが通常の赤福の餡とは違う黒砂糖の色です。味はしっかり甘い黒砂糖味。色も形もいつもの赤福とそっくりですが全く違います。こちらも餡は通常より少しざらつくように感じました。餅はいつも通り!赤福は餡も餅もおいしくて幸せです。
あんこの味は好みが別れるところ。私自身も正直に言えばいつも通りの赤福餅のほうが好みです。しかし一緒に食べた人からすると、一つ一つの満足感がある白餅黒餅のほうが好きだ!との感想でした。
好みの問題はありますがこの商品、高級な白小豆餡を使った白餅、歴史を感じられる黒餅、ともに食べる価値があります。特に白餡が好みの方にはとてもおすすめです。ただやはり、日持ちしないのでお土産には少し難しいかもしれません。関西地域の百貨店や空港での取り扱いもあるので、帰る直前に買って持ち帰るのが良いと思います。熱いお茶と一緒にゆっくりいただきたいお菓子です。
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お菓子のデータ
- 商品名:赤福 白餅 黒餅
- 製造・販売元:赤福
- 価格:¥1,100(税込)(2024年9月現在)
- 内容量:8個(白餅4個、黒餅4個)
オシログ的評価
- 満足度:★★★★☆
- パッケージ:★★★☆☆
- お土産向き:★★★☆☆
- リピート意思:また必ず食べたい
※このレーティングの評価基準についてはこちらに記載しています。
普通の赤福とは似ていますが、だいぶ風味が違う商品です。普通の赤福だと思って食べると違和感があり、別の商品として食べるとその違いを受け入れることができる気がします。
普通の赤福と同じでパッケージは華美な感じはありません。どちらかといえば簡素な感じです。
賞味期限が短いのでお土産にし易いかというと難しい部分があります。こちらをお土産にするか、スタンダードな「ほまれの赤福」を選ぶかも迷うところです。
日持ちしないので旅行の行程で途中で買うというより、帰り道で購入するイメージがあります。
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