2024年9月より過去に書き溜めていた記事を順次公開切り替えしています。公開日は食べた日です。10/22日公開の記事は「2021/10/9 窯出しカステラ」です。

西洋梨 「マルゲリット・マリーラ」

製菓材料など

秋はいろいろな果物の旬ですが、西洋梨も旬を迎えます。
今まで洋梨を使う場合は「ラ・フランス」がメインでしたが最近は新しい品種もたくさん出てきたのでいくつか試して見ようと思いました。
今回は「マルゲリット・マリーラ(Marguerite Marillat)」を試してみました。
9月から10月に旬を迎える品種で洋梨の中では早い時期に収穫される品種です。

写真はページ後半にあります。写真をご覧になりたい方はこちらから。

大玉の洋梨「マルゲリット・マリーラ」

マルゲリット・マリーラはフランスで作られた大玉の品種です。収穫時期は9月からだそうで、洋梨の中では早い時期に収穫を迎える品種になります。
今回は山形県産を購入しましたが、国内栽培では山形県が多いみたいです。
洋梨の別品種である「オーロラ」の親とのこと。

購入時に「この色になったら食べごろ!」の表示があったので色を見て十分熟しているものと考えて食べてみました。しかし早すぎた!
切ったところ非常にかたい!かたい和梨と似たような食感でしたが、果汁はあまり感じませんでした。香りも弱く、この時はラ・フランスにほうが製菓に向いていると思いました。
しかし、ネットで調べたところ追熟が必要と認識。もう一つを1週間程度置いてから試食しました。
結果、果汁たっぷり、香りたっぷりで全く違う味わいになりました。
熟したほうが断然美味しかったです。

今回は写真が多いです。
熟す前の写真はこちらから
熟した後の写真はこちらから

写真はクリック・タップで拡大できます。

熟す前

最初に書いた通りなんですが、熟す前の実は固くて果汁もなく、香りも薄かったです。
この固さは食感としては好みなんですが、もっと甘味とかジューシーさが欲しい感じです。

写真はクリック・タップで拡大できます。

熟した後

ナイフで切っていて果汁が垂れてくるほどに質が変わりました。また、洋梨の香りも出てきています。
ようやくマルゲリット・マリーラらしさが出てきたのかとウキウキしました。
熟し方の個体差もあるかと思いますが上の方はだいぶ柔らかくなっていましたね。

食べた時の食感は若干かたさは残っているものの、洋梨独自のとろけるような食感を感じることができました。ただ、もう少し熟したほうが良かったかもしれません。
最初に食べた時に感じたのはメロンのような香りでした。食べ続けると洋梨なんですが、最初の一口はメロンっぽさが強く感じたのが印象深かったです。

写真はクリック・タップで拡大できます。

試食の情報

  • 商品名:マルゲリット・マリーラ(Marguerite Marillat)
  • 産地:山形県

考察とかメモとか

熟す前の果実だと調理しても果汁が少なく、香りも弱いので素材の特徴を活かすことが難しいと思います。追熟前の果実を知るにはいい機会なのでマゲリット・マリーラの特徴が出すため火を通したり、簡単に加熱調理をしてみました。

私が焼き菓子専門で保存性を重視てお菓子を作っているので、どうしても砂糖を使ったジャムやドライフルーツの加工になりがちです。今回は砂糖を加えてジャムのようにしようとしましたが調理時の状態は写真の通りで加熱してもあまり水分が出ず、多少柔らかくなった程度です。果肉も硬く、加熱しても崩れたりはしにくい特性がありました。香りも期待ほどには感じませんでした。
大きめにカットしたことも原因ですが、なんとなくハネジューメロンに見えます。

やはりしっかり熟したほうが生食も加工も素材感を活かすことができそうです。
教訓:しっかり熟してから食べましょう!

個人的には舌触りとか香りとか、総合的にラ・フランスのほうが好みでしたが熟した身はコンポートとかにしたら美味しそうですね。機会を作って試してみたいと思います。
気になる方がいましたらコメントください。

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