三重県伊勢市「へんば屋」さんの「へんば餅」です。
今回は伊勢神宮 内宮の「おはらい町」で購入していますが、へんば屋は外宮にもお店があります。
本店はちょっと離れた場所、宮川を挟んだ反対側にあります。宮川より先は馬で入れないので馬を返す場所(へんば)が由来のお菓子。日持ちしないのでお土産ではなく現地で食べるのもおすすめです!
写真はページ後半にあります。写真をご覧になりたい方はこちらから。
試食メモ
「へんばや おはらい町店」にて購入。伊勢参りに必ず通るおはらい町。「赤福」も大好きですが「へんば餅」も大好き!必ず買って帰る一品です。
お伊勢参りという概念が広まったのは江戸時代。伊勢神宮を目指し全国からお参りにくる旅人たちは手早く食べられて腹持ちのいいお餅を好んだとか。桑名から伊勢までの参宮街道は別名「餅街道」とも呼ばれていて、数多くのお茶屋さんの名物餅があるそうです。
伊勢に行く度いろいろなものを食べてきましたが、お餅が多いなぁと思っていたんです。ちゃんと理由があったんですね。
今回購入したのは「へんば餅」。不思議な名前の由来は、伊勢の「神域」に立ち入りが禁止されている乗ってきた馬を返す場所=返馬所(へんばじょ)の近くで食べられたから、だそう。歴史の古い食べ物です。
こし餡を包んだ焼き色のついたお餅。米粉を使っているためお餅はとてもなめらか。消費期限は翌日まで!やはり短いですね。帰ってからも伊勢名物を楽しみたくて持ち帰って翌日食べました。お餅は柔らかく、甘く口どけの良いこし餡、一つでもしっかり量があって食べやすいサイズ。創業以来変わらない味とのこと。江戸時代から楽しまれているものを今でも食べられるってすごいですね。
翌日食べても柔らかいお餅ではあるのですが、硬くなったら温めて食べてください、と書いてあったのでトースターで温めてみました。やっぱり温かいお餅はおいしいですね。お餅が柔らかく伸びる!香ばしい香り!あったかいあんこ!持ち帰ったら温めて食べることをおすすめします。柔らかく温かいへんば餅こそ、古くから楽しまれている味そのものなのだと思うので。もちろん、次の日までに渡せるようであればお土産にも。おいしくて歴史を感じられるお土産としておすすめです。
写真はクリック・タップで拡大できます。
お菓子のデータ
- 商品名:へんば餅
- 製造・販売元:へんばや商店
- 価格:¥550(2024年12月現在)
- 内容量:5個
オシログ的評価
- 満足度:★★★★☆
- パッケージ:★★★☆☆
- お土産向き:★★★☆☆
- リピート意思:また必ず食べたい
※このレーティングの評価基準についてはこちらに記載しています。
へんば餅は上新粉を使っているためか、お餅がなめらかです。写真の通り艶やかな見た目をしており、食感もモチモチだけでなくムチムチ感も感じます。甘さはくどく無く、食べやすいお餅です。
表面はしっとりしたお餅ですが、そのまま手で食べてもベタつかず食べやすい点は嬉しい!
賞味期限は製造翌日までの2日間と短いので土産用に買うにしてもタイミングが難しいですね。遠方から訪れた場合、帰る日に買わないとお土産として渡す時間がなさそうです。
5個入りの箱はピローケース型で持ち運びはしやすく、短い時間であれば立てた状態で持ち運んでも問題はありませんでした。長時間は試していないです。賞味期限がクリアできるならお土産におすすめです!
伊勢に行くと美味しいお餅がたくさんありますが、総じて賞味期限が短いです。なので伊勢に行った後はお土産に買ったお餅をたくさん食べている気がします…幸せですけど。
へんば屋では同じタイミングで「さわ餅」も購入しています。別の記事で掲載予定です。
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