過去に書き溜めていた記事を順次公開切り替えしています。公開日は食べた日です。6/30更新の最新記事は「6/29 とちの実せんべい」です。

とちの実せんべい [大鳳堂]

国内のお菓子

岐阜県高山市「大鳳堂」さんの「とちの実せんべい」です。
とちの実はアクが強く、あく抜きが大変な食材で有名ですね。栃餅とか、最近ではフィナンシェなどにで使われることもあるようですが、今回はシンプルなお煎餅があったので購入しました。

試食メモ

中央自動車道 諏訪湖SA上りにあるお土産屋さん「OMIアベニュー」にて購入。とちの実、意識して食べたことないんですが、食べるまでにものすごく手間のかかる木の実だということは知っています。長野県内の中央道サービスエリアで買いましたが、実は岐阜県、飛騨高山のお菓子。サービスエリアはいろんなお菓子が買えて面白いです。

今回購入したのは「とちの実せんべい」。とちの木は絵本「モチモチの木」に出てくる木ですね。絵本では栃餅がほっぺたが落ちるほどおいしい、と表現されていましたが、こちらはとちの実を使ったおせんべいです。

パッケージのデザインは商品名がわかりやすく、中身が見える作りになっています。「とちの実」が入ったお煎餅だとなかなか商品を想像できませんが、実際に中身が見えるのはいいですね!
プラの袋に個包装が13枚入っています。しっかり空気が入っているので潰れる心配は低そうですが、過度に圧を掛ければ中身は割れてしまうので注意が必要そうです。

個包装を開けるととても香ばしい香り。とても薄いですがしっかり硬いおせんべいなので、袋の中で1口サイズに割ってから食べると食べやすいですね。大豆粉末が入っているからか、口に入れるときな粉のような味がします。けれどきな粉とも少し違う風味を感じるので、これがきっと「とちの実の味」なんでしょうね。表面に見えるサイズのざらめが入っていて、甘さをしっかり感じるおせんべいです。噛むたびに滋味深い、素朴な味。香ばしさと硬めの食感もおいしくて、つい手が伸びるお菓子ですね。コーヒーでも紅茶でも、どんな飲み物とも合うと思います。

とちの実はとてもアクの強い木の実で、食べられるようになるまで数か月かけてあく抜きをしなければなりません。しかもあく抜きに失敗すると溶けてしまうんだとか。なんとも難しい木の実です。そんな木の実を使ったお菓子、大事に食べたいですね。おいしいのでつい手が伸びてバリバリと食べてしまうんですが、作ってくださった方に感謝を忘れずおいしくいただきたいと思います。
懐かしむ方も多そうなお菓子、お土産にもよさそうですね。岐阜県はまだ行ったことがないので、今度はしっかり旅行して、またとちの実せんべいを買いに行きたいと思います。

お菓子のデータ

  • 商品名:とちの実せんべい
  • 製造・販売元:大鳳堂
  • 価格:¥530(2025年6月現在)
  • 内容量:13枚

オシログ的評価

  • 満足度:★★★
  • パッケージ:★★★☆☆
  • お土産向き:★★★☆☆
  • リピート意思:また必ず食べたい

※このレーティングの評価基準についてはこちらに記載しています。

とても香ばしく、軽い食感のお煎餅です。個人的にはとても好みに合いました。味わい深く、しみじみ美味しいお菓子ですね。
原料に小麦粉、大豆粉末、とちの実粉末とありますが、きな粉のような香ばしさを感じました。それ以外の香りもあるのでこれがとちの実の香りですかね…。良い表現が思いつきませんが、そんなに強い風味ではなく、栗などとは異なる木の実の風味を感じます。
お煎餅の大きさ、薄さは東ハトのお菓子「ハーベスト」のよう。硬さはとちの実せんべいの方が硬く、砕ける感じは無く、パキッと割れます。食感は軽く、口溶けが良いので食べやすいです。表面に少しついているザラメがとても良いアクセントで生地とは異なる甘さと食感に変化を与えてくれます。
賞味期限は6/22購入で9/10までと3ヶ月半程は日持ちします。香ばしさはありますが、味自体に渋さやエグ味などもないのでクセは少ないお菓子です。この味は幅広い年齢層に好まれそうな気がします。
パッケージも潰れにくい工夫があり軽いので持ち運びは容易ですし、夏季でも常温で大丈夫なのもいいですね!

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