過去に書き溜めていた記事を順次公開切り替えしています。公開日は食べた日です。6/25更新の最新記事は「6/24 さくらんぼ 紅きらり」です。

さくらんぼ「紅きらり(べにきらり)」

製菓材料など

6月はさくらんぼの旬ですね。国産のさくらんぼだと「佐藤錦」や「紅秀峰」をよく見ますが、長野県内で「紅きらり」という品種を発見!
製菓材料としては「アメリカンチェリー」もよく見ますが、赤いさくらんぼもケーキやタルトに乗っていると可愛らしくて好きです!

大粒で色も美しい「紅きらり(べにきらり)」

今回は長野県産の「紅きらり」を購入しましたが、元は山形県で作られた品種とのこと。
山形では6月下旬くらいが旬となるようです。
食べた感想も書きますが、果物なので個体差が大きいのであくまでも参考程度に見てください。

見た目の特徴は大きさと色!レゴのフィグと一緒に写真を撮りましたが、その大きさがわかると思います。色も形も綺麗で、外観の良さがあります。食味は良く、酸味が少なく、しっかりとした甘みを感じました。個体差がありますが、色が濃いほうが甘味が強い傾向を感じました。
特徴的だと思ったのは大きさと食感。大粒で、ハリがあり、食感も良いです。とても肉厚な感じで果汁も多いと思います。果汁はさくらんぼらしい香りがあり、とても良い品種だと感じました。

写真はクリック・タップで拡大できます。

少し調べましたが、紅きらりは「レーニア」×「コンパクトステラ」の交雑種で、「レーニア」はいわゆるアメリカンチェリーの品種の品種の一つです。コンパクトステラも海外品種のようで、果実のハリや肉厚感は佐藤錦との違いを感じました。

今回、初めて長野県で見た品種ですが、まだ生産量も少なく、購入できる場所も少ないようです。
購入した紅きらりは箱入りの高級なものではなく、現地で普通に売られているパッケージを購入しています。値段もそこまで高くなく、佐藤錦や紅秀峰と大きな差はありませんでした。
高いものを試したい気持ちはありますが、製菓で加工することを考えると、手に入れやすい、旬のもので試すことも重要かと思っています。

個人的には非常に満足感が高く、好みの品種の一つになりました。

試食の情報

  • 商品名:紅きらり(べにきらり)
  • 産地:長野県

考察とかメモとか

アメリカンチェリーと同じような使い方を試してみたいと思いました。見た目の可愛らしさを上げながら、ハリのある果実は食感も良いのでケーキやタルトのデコレーションに向いていそうですね。

紅きらりはそのまま食べてもとても美味しいです。果実はハリがあり、パンパンに膨らんだ感じで硬さを感じますが、皮は薄く、口に残るような感じはありませんでした。風味は良いですが香りが強い果物ではないので、さっぱり、爽やか系の余韻が魅力だと思います。

「さくらんぼ」を加工するならジャム、シロップが考えられますが、個人的には加工するなら果実を丸ごと使った柔らかめ食感のゼリーを作ってみたいと思いました。私は焼き菓子メインなので販売するのは考えてしまいますが、満足できる香りと食感が実現できたらいいですね。
機会があれば、生のまま果実を使ったタルトと、ゼリーにはチャレンジしたいと思います。



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